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【目次】 連載:ADについて学ぼう
Microsoftが提供する重要な機能の一つとして、Active Directoryが挙げられます。「Active Directoryって何?」という質問に対して、一言で申し上げるなら、アカウントの管理を行うディレクトリ・サービス・システムです。このディレクトリ・サービスですが、多くのリソースを一元管理する必要があるような、特に大規模なネットワークにて真価が発揮されます。
ですが、決して大規模なネットワークのみが対象というわけではありません。小規模なネットワークのユーザーに対しても、多くのメリットがあります。本ブログ連載では、「Active Directoryにあまりなじみのない・・」という方に、少しでも興味をもっていただけるように、Active Directoryの基礎をわかりやすく解説していきたいと思います。
Active Directoryの必要性
ユーザーアカウントをコンピューターごとに管理する形態は、「ワークグループ」と呼ばれます。ワークグループでは、以下のリソースが別々に管理されています。
- アカウント
- コンピューター
- ファイルサーバー
- グループウェア
この管理形態について、小規模ネットワークでは問題ないかもしれませんが、管理するリソースが増えるほど様々な問題が発生します。例えば以下のような状況が考えられます。
「パスワードのログオンパスワードを忘れちゃった・・」
「サーバーそれぞれに対して、アカウントを管理しないといけないから、別々にパスワードを変更しなくてはいけない・・。面倒だから変更しなくてもいいか。」
「転勤などでパソコンが変わってしまった。移行作業で一日が終わってしまう・・」
このような問題を解決するために開発されたのが、Active Directoryです。Active Directoryを利用することで、全てのネットワークリソースを、一つのオブジェクトとして、一元管理することが出来るようになります。その結果、社員一人につき一つのアカウントで管理できるようになり、また、Active Directory内ならどのパソコンからでも自分のアカウントでログインができるようになります。さらに、管理者はActive Directory上で様々な情報を集中管理することが可能になります。
次回からはActive Directoryの概要について、ご紹介していきたいと思います。
>> 基礎編(2) Active Directoryの認証の仕組み
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