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我々は皆、重役の方々(役員ルームにいるような人々)が大切だということは理解しています。重役の方々は従業員の中でも特別なグループに属しており、大切にされなければなりません。その方々はコンピューターの使い方を知らないかもしれませんし、パスワードを誤って入力するかもしれませんし、あるいはアカウントを誰よりも多くロックされてしまうかもしれません!
勿論、どの管理者やヘルプデスクの技術者にとっても、ユーザーアカウントがロックされた重役から呼び出されることは、好ましいことではありません。
このような状況を繰り返す代わりに、ユーザーアカウントのロックアウトのアラートを受け取ることで、連絡がある前にこのような状況をコントロールしましょう。このアラート機能を使用することで、重役がロックアウトに気づく前にロックを解除することが出来ます。
そのためには、ADAudit Plusでレポートプロファイルを生成しなくてはいけません。レポートプロファイルは図1を見ていただければわかる通り、簡単に設定を行うことが出来ます。
図1. 重役のアカウントに対するロックアウトのレポートプロファイル
設定内容には以下のものを含みます:
カテゴリー:ユーザーロックアウトアクションがこのカテゴリー下にあるため、今回は“ユーザー変更”を選択します。
アクション:ユーザーがロックアウトしたという内容のものを選択します。
ユーザーを選択:ユーザーを指定します。タイトルは“ユーザー”となっていますが、画面右上にある項目から、ユーザー、グループ、OUを選択することが可能です。
これでレポートの設計が終わったので、次はレポートに対してアラートを設定します。これは図2を見ていただければわかる通り、カスタムアラートとなります。
図2. ロックアウトされた重役のレポートと関連付けられたアラート
見ての通り、まずはアラートを関連付ける“レポートプロファイル”を選択しなくてはなりません。
またカスタムメッセージ(サンプルのように、変数を記載してください)を設定することが出来ます。最後に、そのアラートをADAudit Plusのダッシュボードのみに表示するか、ダッシュボード上の表示とともにメールで通知するように設定するかを選べます。
そして“重役”のグループに属する人の誰かがロックアウトされた場合、ヘルプデスク担当者へ通知が届くのですぐに行動することが出来ます。図3ではダッシュボードアラートがどのように表示されるか見ることができます。
図3. 重役がロックアウトされたときのダッシュボードアラート画面
また、このアラートプロファイルでは、Active Directoryオブジェクトのほとんど全ての変更に対しアラートを作成することが出来ます。特定のユーザー、グループ、OUを中心におけるこの機能を使用することで、あなたが知りたいオブジェクトの情報だけを知ることが出来るのです。
※この記事は「ManageEngine Blog」に2015年11月24日に投稿された「Receive alerts when an executive user account is locked out.」を翻訳・加筆したものです。
※本ページに掲載されている製品名、会社名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。®マーク、™マークは省略しています。
【翻訳・加筆】
ゾーホージャパン株式会社 前田美裕
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