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うまくいっている会社は、今日のビジネスではテクノロジーが重要だということが分かっています。そのような会社では、ほとんどすべての点で何らかの形、なんらかのやり方で自動化されています。製造から販売、カスタマーサービスあるいはその先まで自動化されており、生産性の向上に伴う利益を得ています。しかしながら、多くの会社が気が付いていないことは、ビジネスユーザが情報技術(IT)の専門家と激しく競争している今日、テクノロジーによって進歩する次の時代をリードするのはだれなのかということです。

IT知識: 不可解なものからありふれたものへ

歴史的に見ると、IT部門は社内におけるテクノロジーを担当する部署でした。そして、IT部門は、安定的な雇用が見つけられるかなりよい職場ですが、テクノロジーの頻繁な変革に遅れないよう日夜努力しなければならない職場でもあります。長い間、ITスタッフは、社内でテクノロジーに明るくない人々を寄せ付けないような不可思議な知識を持っていると見られてきました。普通の社員はテクノロジーに関して限られた知識しかなく、IT部門になすがままにさせるしかありませんでした。

今日では、テクノロジーを覆っていたヴェールははがれ、頭脳労働者も肉体労働者も同じようにテクノロジーについて知識を持つようになり、ときにはテクノロジーに浸りきっています。もちろん、IT専門家に比べたら一般の社員はテクノロジーについて十分に勉強しているとは言えません。テクノロジーが身近になり、有効性が理解されるようになり、親しみやすくになっただけです。その証拠に、ポケットや財布の中をちょっと覗いてみてください。初期のメインフレームと同じものがあるでしょう、スマートフォンです。また、ほとんどの人がWiFiネットワークに接続できることが当たり前になっており、おそらく無線ルータの設定やトラブルシューティングをしたことがある人も多いはずです。

岐路にあるIT

知識は力であり、今ではITに関して形勢が一変しています。多くの場合、この変化は、IT専門家にとって少し厳しいものになるかも知れません。彼らは、このような立場に立たされているのに気が付くでしょう。というのは、彼らはテクノロジーの進化と同じくらいの速度では進化できていないからです。もっと正確にいうと、IT部門の多くは、従来の作業を超えるような進化ができてはいないのです。

多くのIT部門の実体は、コンピュータを調達し、故障/修理をサポートし、Windowsアップグレードを適用し、電子メールでユーザを支援し、そしてもちろんパスワードのリセットに多くの時間を使うことでした。幸いにも、これらの作業の多くは自動化されています。あるいは、少なくとも自動化されるべきです。

ここが問題なのです。IT部門の多くは、ありふれた基本的な作業を自動化していません。その結果、かれらは消化ホース、すなわちテクノロジーを扱うのが難しいと感じます。企業は、IT部門が追いつくのを待ってはくれません。今日の労働者はなにが使えるか知っています。テクノロジーが戦略的なアドバンテージをもたらすことが分かると、ITが広まっていくのを恐れてはいません。

IT部門の役割についての議論

今、今後の社内のIT部門の役割は何か、さらにはIT部門の妥当性についてさえも議論されています。多くの人は基幹業務アプリケーションがITを推進すると言っています。あるいは、販売部門やマーケティング部門などの職能グループで推進されるのかも知れません。今後のそのような可能性があるかどうかは、実際はIT部門次第です。もしIT部門がこの争いに打ち勝つことができたなら、テクノロジーがビジネスの成功と同意語になるにつれて会社が成功するのにIT部門が重要な役割を果たすようになるでしょう。

ITの未来は無限であるということは疑いのない事実です。テクノロジーに追随できるIT専門家の未来も無限です。ITの内容は変化しており、ほかの分野の専門家がすると同じようにスキルを高めていく必要があります。
致命的なシステムエラーで停止したときにトラブルシューティングができるというのは過去のIT専門家のスキルです。最近のComputerworldの調査から、2014年の8つの最新スキルを紹介します。

1. プログラミング/アプリケーション開発
2. ヘルプデスク/技術サポート
3. ネットワーキング
4. モバイルアプリとデバイス管理
5. プロジェクト管理
6. データベース管理
7. セキュリティコンプライアンス/ガバナンス
8. ビジネスインテリジェンス/分析

パスワードのリセットがトップ8に入っていないことに注意してください。テクノロジーとは手作業を自動化することです。ダーウィン学派の考えによれば、新しいテクノロジーは古いテクノロジーを駆逐するということです。古いテクノロジーは新しいテクノロジーに道を譲らなければなりません。陳腐化したITの専門家が生き残ろうとすると、同じように進化しなければならないのです。

※この記事は「ManageEngine Blog」に2014年1月16日に投稿された「How Business Users Compete With IT Teams (And How IT Can Win)」を翻訳・加筆したものです。
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