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年の瀬もいよいよ押し迫った2012年12月19日(水)、東京国際フォーラムで
ゾーホージャパン主催のIT運用管理業務改善セミナーを開催しました。
2012年最後のご来場いただきました皆様、誠にありがとうございます。
今回のセミナーでは、サービスデスクの規模や運用目的をキーにして
どのようにサービスデスク構築・運用ツールを選択すべきかを
当社ソリューションパートナーのEPコンサルティングサービス社
高橋様にお話いただきました。
【セッション 1】
本当に使えるサービスデスクツールの選び方
株式会社EPコンサルティングサービス
ITソリューション事業部 ビジネスディベロップメント ITコンサルタント
高橋 通穂氏
サービスデスクツールの選び方の傾向
最近の見積り依頼の実例から、企業規模/用途別にサービスデスクツールの
選び方は4パターンに分けられる傾向があるようです。
(1)大企業での顧客向け問い合わせ受付ツールの選び方
顧客向けサービスレベルの確保の優先度が高く、十分な体制と予算があります。
(2)大企業での社内ヘルプデスクツールの選び方
社内でのITIL®準拠のサービスデスク構築の優先度が高く、十分な検討体制と予算があります。
(3)中堅企業・中小企業での顧客向け問い合わせ受付ツールの選び方
予算、検討体制ともに十分といえないケースが多く、高額なツールの導入は難しそうです。
(4)中堅企業・中小企業での社内ヘルプデスクツールの選び方
予算、検討体制が十分とはいえないケースが多く、専任体制が組めないので、
現行の業務をしながらツールの導入をすることになります。
結果として、検討が長期間になりがちです。
サービスデスクツールの比較のポイント
中規模の社内ヘルプデスク用途でサービスデスクツールの選定をする際、
現状のプロセスをそのままツールで実現できる機能が装備されているか、
という「機能重視」、あるいは、どれだけ導入コストを下げられるかなど
「価格重視」になりがちですが、その2つに選択基準を絞るのは危険です。
なぜなら、「機能重視」ならツールは高価格になりがちですし、
反対に「価格重視」で低価格なツールを導入すると、機能の制約が多く、
思い通りの運用ができない可能性があります。
ITIL®準拠のツールであること、導入時の費用や手間が最小限であること、
検討メンバーだけでなく運用ユーザも利用しやすいこと、などなど、
ツール選定に外せないポイントはいくつかあります。
そこで、次の7つのポイントでツールを比較してみてはいかがでしょうか。
サービスデスクの選び方(優先順位順)
1.ITIL®準拠のツール選定
2.低価格体系
3.スモールスタート可能で機能拡大可能性
4.自動化要素(省力化)大 (各機能連携)
5.ポータル活用
6.システム監視ツールとの連携
7.導入の簡易性
この7つのポイントで市場のツールを評価すると、高額で機能は豊富でも
拡張性に乏しいことが判明したり、低価格であっても拡張性に優れていたりと
ちょっとしたパラダイム変換が起こります。
サービスデスク構築時の近道
サービスデスクを構築する際、ツールの活用は重要ですが、しかし、
ツールだけでサービスデスクが構築できるわけではありません。
サービスデスク構築の近道は、いかに利用イメージを確定させるか、が重要です。
また、「現行の仕組み」に利用イメージを縛られないよう注意が必要です。
生産性を向上するためには「仕組みの標準化」がキーとなります。
標準化した仕組みなら、サービスデスクツールが推奨するフローに当てはまりやすく
余分なカスタマイズの必要もないので、導入にかかる費用や時間を削減できます。
いかがでしょうか?
本当に使えるサービスデスクツールは「規模/用途別」と「7つのポイント」と
「仕組みの標準化」で選んでくださいね!
次は、ツール比較の7つのポイントを満たす
サービスデスク運用・構築ツール「ManageEngine ServiceDesk Plus」
のご紹介です。
※ ITIL(IT Infrastructure Library®)はAXELOS Limitedの登録商標です。
文責
ゾーホージャパン株式会社
ManageEngine & WebNMS事業部
深沢萌子
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